【会員向け情報】価格転嫁・取引適正化に関するお知らせ

農林水産省より「価格転嫁・取引適正化」に関する周知依頼がございました。苗木業界においては、苗木の委託栽培が関係する場合もあると思われますので、下請法の趣旨等をご確認の上、必要に応じて自主的な点検をお願いいたします。
以下、農林水産省からの文書
1.価格転嫁・取引適正化に関する今後の取組について
2.価格転嫁・取引適正化に関する今後の取組について(要請)

2025年10月27日

極早生で良食味のニホンナシ新品種「蒼月」(そうげつ)が農研機構から公表されました!

農研機構は、極早生でミルキーな甘い香気を持ち食味に優れる青ナシ「蒼月」(そうげつ)を育成しました。関東以南の地域では露地栽培で7月下旬から収穫できるため、ニホンナシの需要が高い7月下旬から8月中旬ごろに出荷できます。大果で極早生の青ナシ品種として普及が期待されます。許諾については未定です。
「蒼月」のプレスリリース

2025年8月6日

JATAFF に「知財総合相談窓口」が開設されました

このたび、JATAFF(公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会) に「知財総合相談窓口」が設置されました。
本窓口では、育成者権や商標権をはじめとする知的財産権に関するご相談のほか、ノウハウの保護方法や海外ライセンスの活用など、知的財産全般に関するご相談を受け付けています。

農業知財の専門家が、相談者の事業方針や置かれた状況に応じて、丁寧に助言・支援を行ってくれるとのことです(相談は無料です)。

知財の活用や保護に関してお悩みの方は、ぜひこの機会にご活用ください。

2025年8月1日

【会員向け情報】登録(出願公表)品種の許諾実施に伴う有償譲渡実績報告書の提出について (依頼)

「登録出願品種に係る許諾契約書」及び「登録品種の通常利用権許諾契約書」の第4条又は第5条に基づき、全ての許諾品種について、昨年8月1日から本年の7月31日までの1年間における苗木及び穂木の有償譲渡の数量及び金額の実績を育成者権者に報告することになっております。
 つきましては、下記により別添の様式を用いて実績報告書を作成いただき、8月27日(水)必着で果種協へ提出してください。なお、今年度より、業務効率化及びペーパーレス化推進の一環として、Excel形式のファイルにて電子メールでのご提出を可能とすることといたしました。以下の様式をご使用ください。

1. 報告様式
ダウンロード様式1(メール報告版)苗木・台木有償譲渡実績報告書
(農研機構・大学・都県育成の種苗法登録(出願公表)品種の許諾実施に係る苗木の有償譲渡実績報告書)
ダウンロード様式2(メール報告版)苗木有償譲渡実績報告書(民間育成品種用)
  (果種協が紹介する民間育成の種苗法登録品種の許諾実施に係る苗木の油症状と実績報告書)
ダウンロード様式3(メール報告版)穂木有償譲渡実績報告書
(農研機構・大学・都県育成の種苗法登録(出願公表)品種の許諾実施に係る穂木の有償譲渡実績報告書)
ダウンロード様式4(メール報告版)委託生産承認申請書

2025年7月23日

優良品種の管理・活用のあり方等に関する検討会 (中間報告)公表

農林水産省知的財産課から、標記検討会の「中間報告」が2025年6月30日に公表されました。報告では、品種の流出防止を図るため、公的機関の品種育成権者を主な対象に、国内外における品種の登録・管理・活用の方向性が示されています。
種苗業界に関係する内容では、農業振興を目的とした優良品種の許諾契約においては、「生産者への販売限定」「量販店・ネット販売の禁止」、さらに「第三者への譲渡禁止」などの条件が付されます。加えて、さらに厳格な管理を行う場合には、「余剰苗や剪定枝の管理義務」「増殖本数や購入者情報の報告義務」も課されます。これらの管理水準は、品種の特性や費用対効果を踏まえ育成者権者が判断することとされています。また、知財意識や管理能力の高い業者を対象として「種苗管理プログラム」受講や、流出防止策の実施を許諾要件とすることも有効とされています。
農研機構等の育成者権者が中間報告を踏まえた取り組みをどのように具体化されるか、今後の動向に注目しております。

2025年7月7日